「夢みる山」では、テーマシアター「めざめの方舟(はこぶね)」の最終章「狗奴(くぬ)~未生(みしょう)の記憶~」が、25日からスタートします。
今回は「生き物が進化の歴史を内包していること」「たまたま犬ではなく人間に生まれたこと」といった命の偶然性や不思議さがテーマ。犬の頭を持つ半獣半神の表情や、子犬と乳児の顔が徐々に入れ替わる(モーフィング)映像に、そのテーマ
が凝縮されているようです。象形文字の「へん」と「つくり」がめまぐるしく変化する表現技法も見どころです。
総合演出の押井守監督は「これがやりたくて、この仕事を引き受けた」と話しており、テーマシアターの集大成として期待が高まっています。(7月19日)