中央アジア共同館では、タジキスタン国立考古博物館の収蔵品が閲覧できるタッチパネル「グレートシルクロードアーカイブ」が設置されています。これは「あまり知られていない中央アジアの仏教文化を、多くの人に理解してほしい」との願いから、仏教文化を研究する龍谷大学の岡田至弘教授と蓮池利隆講師によって作られました。
16日は、岡田教授と蓮池講師が来場し、タッチパネルのデモンストレーションを行うとともに、中央アジアと仏教とのかかわりを解説しました。
仏教が存在したといわれるギリシア、ペルシア、インド、中国などに囲まれた中央アジアは、その中継点としてさまざまな文化を融合させた歴史的遺産が発掘されています。同館のタジキスタンエリアに展示された全長13メートルの涅槃(ねはん)像のレプリカもそのひとつで、中央アジアに仏教が存在していたことが示されるものです。
タジキスタン国立考古博物館には、涅槃像をはじめとする1000点以上の歴史的遺産が収蔵されており、17インチの液晶パネルを操作することにより、それらの収蔵物を検索することができます。
このタッチパネルは閉幕まで設置されています。(7月16日)
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