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負傷した左目の手術を日本で行ったイラクのモハマド・ハイサム・サレハ君（11）を迎えて、地元の小学生との対話や、モハマド君をモチーフにした歌を披露するイベントが14日、瀬戸会場の市民パビリオンで開かれました。

手術の経過は良好で、父ハイサム・サレハ・モハマドさんと登場したモハマド君は、司会が「目は大丈夫ですか」と問いかけると、「ダイジョウブ」と日本語で答え、観客の笑顔を誘いました。

対話では、事前に選ばれた小学生3人、倉田みなみさん（11）、倉田ちなみさん（9）、尾関友和君（10）が交代で、少し緊張気味のモハマド君に質問をしました。「もう一度日本に来たらどこに行きたいですか」との質問に「コンピューターと自動車の会社を訪問したい」。「将来の夢は」と聞かれると「医者」と話しました。また未来を問う質問では「世界が平和になってほしい」と願いを訴えました。

最後はモハマド君をモチーフに作られた曲「ショクラン（アラビア語で感謝を表す言葉）」をみんなで歌いました。（7月14日）