高度交通道路システム(ITS、Intelligent Transport Systems)を紹介する「ITS EXPO」が12日から、ロータリー館で始まりました。
ITSとは、高度な情報通信システムを利用して、人・車両・交通をつなぐもので、渋滞などの道路問題の解決を目的としています。
展示スペースでは、パネルで各企業・団体の取り組みを説明しています。過去のデータや気象データから精度の高い予測情報を案内するナビゲーションシステムや、車両に搭載された遠赤外線カメラにより、夜間走行中でも歩行者の存在を知らせる映像システムなど、最先端のITS技術を見ることができます。
【写真】展示スペースでは最新のナビなどをパネルなどで紹介
【写真】愛・地球博を支えるITSのプレゼンテーション
また、中央に設置されたステージでは、愛・地球博を支えるITSについて1日3回のプレゼンテーションがあります。会場内移動手段の一つとして運行する「IMTS」や、パソコンや携帯電話などから会場周辺の混雑状況やパビリオンの待ち時間を知ることができる「サポートナビシステム」など、さまざまな形で来場者の快適な移動を支援するシステムを紹介しています。
この展示会は13日および17、18日も午前10時から午後6時まで開催します。
主な展示内容は、以下のとおりです。
・ナンバープレートに取り付けたICチップに車両情報を記録させる「スマートプレート」
・渋滞や交通規制などをリアルタイムに送る道路交通情報システム「VICS」
・ルート検索だけでなく、車両のあらゆる情報を詰め込めるナビゲーション「G-BOOK」
・過去のデータや気象データから精度の高い渋滞予測情報を案内するナビゲーションシステム「インテリジェント・ナイトビジョンシステム」
・DVDビデオプレーヤー内臓のナビゲーション「ストラーダ」
・高速道路の料金所付近の渋滞を緩和する「ETC」
(7月12日)