【写真左から】桂三枝さん 林家たい平さん 春風亭昇太さん 柳家花緑さん
東西の一流落語家が、門下の違いや地域を超えて結成した「六人の会」がプロデュースする「万博特選落語会」の3回目が8日、EXPOホールで行われました。4回目の最終回は12日に開かれ、春風亭小朝さんらが登場します。
8日は、桂三枝さんら4人が出演し、会場を埋め尽くした落語ファンらは、およそ2時間にわたりたっぷりと落語を楽しみました。
前半は、林家たい平さんと春風亭昇太さん。たい平さんは、銭湯を舞台にした話の中、軽快なテンポで男と女の演じわけ。昇太さんは、酒と肴を口にするシーンで、観客がのどをゴクリとしてしまうような臨場感ある演技を交えた落語を披露しました。
後半は、最近子ども向け番組でも活躍する柳家花緑さんと、上方落語協会会長の桂三枝さんが会場を盛り上げました。
三枝さんは、夫が定年退職を迎えた夫婦の掛け合いなどを面白おかしく話し、登場してから舞台を去るまで、観客席は笑いの渦となりました。
愛知県名古屋市の浅井明恵さん(62)は「落語を生で聞くのは初めて。久しぶりに涙が出るくらい大笑いしました」と話しました。(7月8日)