世界平和や環境保護について話し合う「地球平和フォーラム」が9日、EXPOホールで開かれ、「地球平和に向けた愛知アピール」が発表されました。
同フォーラムは政財界の有志や学者などが発起人となって開催。アピールの趣旨は「差別、貧困、環境保護、世界平和など、緊急に解決すべき課題にみんなで取り組み、地球を守ろう」というもので、前国連高等弁務官の緒方貞子さんや元国連環境開発会議事務局長のモーリス・フレデリック・ストロングさんらが起草者に名を連ねています。
フォーラムでは地球環境戦略研究機関(IGES)理事長の森島昭夫さんが、アピールの背景にある環境問題の現状を詳しく説明。続いて宗教家の白柳誠一さん、中国環境保護協会会長の曲格平さんがそれぞれ、命を大切にする文明の必要性や、中国の環境の現状について話しました。出席できなかった緒方さん、ストロングさんは、ビデオでメッセージを伝えました。
また、公募で選ばれた学生や教員、NPO代表など9人の市民が、舞台で自分の意見を発表。愛知県半田市の高須加奈さん(18)は、「平和も環境も、各自が自分の問題としてとらえるべき」と話しました。(7月9日)
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