オーストラリアのノーザンテリトリー(北部準州)で、5万年前から独自の風俗を守り続ける、先住民族「アボリジニ」の文化を紹介するイベント「ノーザンテリトリー・ウィークエンド」が9日から始まりました。グローバル・コモン6のイベントスペースでは、アボリジニに伝わる楽器「ディジュリドゥ」奏者のジャルー・グルウィウィさんが伝統音楽を演奏しました。
【写真】力みなぎるアボリジニのダンス
「ディジュリドゥ」は、ユーカリの木でできた長い筒状の楽器。唇をぶるぶると震わせながら息を吹き込むと、低く重厚な音を響かせます。ジャルーさんは「西風」や「明星」など、自然や精霊をテーマにした曲の数々を演奏。自然と生命を大切にするアボリジニの精神が披露されました。全身を白くペイントした歌手とダンサーによる、神秘的な歌と力みなぎる踊りも公開されました。
ステージの中では来場者に向けて、現地の言葉(ヨルング語)のレクチャーがあり「ヨー(はい)」や「マニマック(素晴らしい)」など、いくつかの言葉が教えられました。曲が終わるごとに、いたる所から「ヨー、マニマック!」という声が飛び交いました。
このステージは10日も開催されます。午後12時と3時の2回公演です。(7月9日)
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