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狂言とシェークスピア喜劇が融合
和泉流宗家が公演

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【写真上・右下】シェークスピア喜劇を狂言で上演
【写真左下】和泉元彌さん

シェークスピア喜劇やギリシャ喜劇を狂言に仕立てた「世界4大喜劇新作狂言の会」が5日、長久手会場の日本広場で上演され、観客は「和洋の笑いの融合」に興じました。

公演は、和泉流宗家が、狂言の伝統や新たな魅力を伝えようと開いたもので、和泉流20世宗家の和泉元彌さんと、姉の淳子さん、三宅藤九郎さんが出演しました。

舞台は、フランス、英国、ギリシャ、イタリアの喜劇を、狂言にアレンジしました。

シェークスピア喜劇の「夏の夜の夢」では、妖精にふんした男がほれ薬を女に飲ませるというストーリーを、狂言の面や扇子を使って妙味豊かに繰り広げました。また、主人に肉を買うようにいわれた少年が、帰り道で肉を犬に盗まれてしまうというイタリア喜劇は、主人に言い訳をする少年が、犬の鳴き声を「ビョウビョウ」と狂言独特の言い回しでユーモラスに表現しました。

公演に先立って、狂言の講習会が開かれ、和泉元彌さんが、実演を交えながら狂言の魅力を語りました。あいさつの仕方や、狂言の笑い方、動物の鳴き方などを指導すると、来場者は、背筋を伸ばして大きな声で復唱、狂言の魅力を堪能していました。(7月5日)