ベネズエラ・ボリバル共和国デーの公式式典と催事が29日、EXPOホールで行われ、ダンスグループ「ムダンサ」のメンバー14人が、同国の政治や伝統儀式を表現した現代舞踊を披露しました。ムダンサはベネズエラ中央大学で結成されたグループで、学内外からダンサーが参加して活動しています。
「バンドコントラバンド」と題したダンスは、過去の政治的事件をモチーフに、対立の緊張感を表現したもので、ダンサーらは現代風の音楽に乗せて、きびきびした動きで舞台狭しと駆け回りました。また、国内各地域に伝わる占いや儀式を表現した「バルロベント・トゥ・タ・エン・ミ」では、ほの暗い舞台で神秘的な踊りが繰り広げられました。
同国のジャケリン・ファリア・ピネダ環境天然資源相は、あいさつで環境問題への解決に向けて意見を述べ「私たちは、水、空気、自然を商品として見ることをやめなくてはなりません」と話しました。(6月29日)
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