視覚障害者や車いすの人などを対象にする「歩行者移動支援システム」の実証実験が21日、長久手会場で始まりました。
このシステムを使えば、利用者は現在位置の周辺情報や目的地まで誘導する情報を、端末に表示したり音声によって知ることができます。また、目が不自由な人は、情報通信機能を持つICを埋め込んだブロックの上を、アンテナ付きの白杖で触れて情報を受信し、目的地まで移動することができます。使用する端末は、携帯電話機能のほか、自分の位置の確認や、方向性を知ることができる機能を1台にまとめたものです。
移動を体験した大阪府の木塚泰弘さん(70)は「行き過ぎてしまったけど、操作しやすいのでコツさえつかめば問題はありません」と感想を話しました。
実験は21日から8月26日までの間、西ゲート付近の3カ所で行われ、視覚障害者180人を含む約250人が参加します。この支援システムは、NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)の委託を受けて民間企業6社が、2003年度から開発に取り組んでおり、2006年度の実用化を目指しています。(6月21日)
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