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万博トピックス

復元古楽器で「ユーラシアの響き」
65人のアンサンブルが悠久の時を演奏

復元古楽器で「ユーラシアの響き」の画像

【写真】「アンサンブル オリジン」の演奏

奈良の正倉院で発見された破片などから復元した、ユーラシア大陸伝来の古楽器による演奏会が19日、EXPOドームで開かれました。

アジアの古楽器約20種と西洋の伝統楽器、声明師(しょうみょうし)で編成された計65人の「アンサンブル オリジン」が、「ユーラシアの響き」など世界初演となる3曲を披露。イスラム教やキリスト教の音楽を奏でたり、日本の雅楽に似た曲調に変わったりと、洋の東西、古代と現代を結ぶ演奏となりました。

東洋のハープと言われる「箜篌(くご)」や、日本の笙(しょう)に似た「竽(う)」など珍しい楽器の音色に加え、40人の声明師が唱える経が朗々と響き渡ると、シルクロードの時代から変わらぬ平和への祈りに、観客は聞き入っていました。(6月19日)