マンモスについて、子どもたちの興味を深めてもらおうと18日、長久手会場のロータリー館で、日、米、ロシア、フランスの研究者たちを講師に「マンモスこどもセミナー」が開かれました。参加した「未来の科学者」たちは、真剣なまなざしで研究者の説明に聴き入り、活発に質問していました。
セミナーには事前に選ばれた小学4年生から中学3年生までの70人が参加。ロシア科学アカデミーのアレクセイ・ティホノフ博士ら7人が、スライドを使って、マンモスの生態や絶滅の謎について説明しました。
子どもたちは「マンモスは何を食べていたのか」「どうして絶滅したのか」などと盛んに質問。一日に100キロの草を食べていた、といった説明を受け、熱心にメモを取っていました。
また、研究者からの「マンモスを復活できるか」という問いに、子どもが「科学はそんなに進歩していない」と答えると、会場から笑いが起こる場面も。研究者たちは「それは、あなたたち『未来の科学者』の役目です。がんばってくださいね」と激励しました。
この日は、一般を対象としたシンポジウムも開かれ、冷凍マンモス(ユカギルマンモス)のミトコンドリアDNA全配列解読に成功した名古屋大学大学院の小沢智生教授らが研究成果などを発表しました。(6月18日)
Windows Media Player 9ファイル(マーク付)をご覧頂くには、Microsoft社のWindows Media Player 9以降が必要になります。最新のWindows Media PlayerはMicrosoft社のサイトより無料でダウンロード可能です。