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【写真】太鼓「ドール」と現代楽器が共演

　パキスタンの伝統的な太鼓「ドール」と現代楽器を融合させたコンサートが17日、EXPOホールで開かれました。

　パキスタン政府が、同国の音楽を知ってもらおうと主催。ドールの世界的奏者、パプタインさん（51）が率いるバンド「オーバーロード」が出演し、伝統的リズムにドラムやキーボードを乗せる独自の音楽を披露しました。

　ドールは、たる状の両面太鼓で、右手には木製、左手には竹製のバチを持ちます。リズムの強弱や高低の音を使い分けながら、人間の感情や自然を表現。パキスタンでは、お祭りのときに多く演奏され、広く市民に親しまれています。

　この日のステージでは、2台のドールと現代楽器が共演。ホールいっぱいに響き渡る演奏の途中、パプタインさんが、太鼓を首に掛け、回転しながら演奏するパフォーマンスを披露すると、会場から大きな拍手が送られていました。

　家族とコンサートを鑑賞した知多市の河野祐里さん（11）は、「今までに聴いたことのない音楽。特に太鼓を持って、回転しながら演奏するシーンは、迫力があって面白かった」と話していました。（4月17日）