万博会場に一番近い大学、愛知工業大学の「21世紀・万博大学」の開学式が9日、EXPOホールで行われました。学長を務める後藤淳さんは「万博大学から発信するものが、21世紀の重要な指針になると確信している」とあいさつしました。
「万博大学」は、9月10日までの間に長久手会場と大学キャンパスで13回の特別講義を行います。講師は、哲学者の梅原猛さんや、ノーベル化学賞受賞者の野依良治さんら、日本を代表する各界の専門家ばかり。
第1回の講義は、スペースシャトル・エンデバーに搭乗した宇宙飛行士、毛利衛さんが「地球生命として未来への挑戦」と題して行いました。スケールの大きな話に、受講生は熱心に聞き入っていました。
この日の講義で、毛利さんは「すべての生命は遺伝子レベルでつながっています。生命が豊かに存在できるのは地球だけ。これからは太陽系全体を含む大きな範囲で地球環境を考える必要があります」と話しました。
受講生は同大学生のほか、姉妹校の中国・東海大学の学生、一般公募の社会人ら約1000人ですが、応募はすでに締め切られました。
(4月9日)
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