【写真左】金シャチが展示されたスペース 【写真右】金箔をはる来場者
万博会場内には、ユニークなスポットが点在しています。グローバル・コモン6にある「ゆのくにの森」は、北陸の伝統工芸村のテーマパークが出店したスポットです。加賀百万石の伝統工芸「金箔(ぱく)張り」を売りにした同店では、万博開催の地、名古屋にちなんで「金シャチ」に金箔を張る体験ができます。
同店の前には、約3カ月かけて特別に作られた、けやきの一刀彫の金シャチが構えています。実物の約1/6にあたる1メートル四方の大きさで、雄雌の区別はありません。
1回の体験料は300円。素材の金シャチのどこに金箔を張りたいか場所を指示すると、うるしの接着剤をのばしてくれます。その上に5センチ四方の金箔を丁寧にのせて、上から布で押さえて粘着させます。うろこなど凹凸のある場所は、より丁寧に押さえます。上手に張り終えると、金シャチの金箔シールがお土産にもらえます。
お客さんの張った金箔が重ねられ、どんどん輝きが増していき、「黄金のシャチ」ができあがります。体験料の一部はスマトラ沖地震の義援金として寄付されます。あなたも金シャチ完成に一枚張ってみてはいかがですか。(4月3日)