万博トピックス

グローバル・ハウスでは、今から約１万年前に絶滅したマンモスの姿を見ることができます。マンモスは、頭部と左足の一部だけですが、残された遺物に体毛、皮膚が残り、かつてノシノシ歩き回っていた昔をしのばせてくれます。

マンモスは、牙の長さ3.2メートル、全長は5メートル近くと想定され、全身を約90センチもの体毛で覆って寒さをしのぎました。ゾウより立派な牙を持っていますが、耳は小さく頭が出っぱっているのがマンモスの特徴です。

現在、環境破壊や乱獲などですでに出会えなくなってしまった生物も数多くいます。会場でマンモスを見ることは、私たちが「失ってきたもの」の大切さを実感させてくれることでしょう。（3月24日）