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『愛・地球会議』テーマフォーラム7月


テーマ 「持続可能な社会を実現する環境教育」

開催概要

開催日時7月23日(土) 13:30~17:30
会場金城学院大学 ランドルフ記念講堂
主催財団法人2005年日本国際博覧会協会
博覧会国際事務局(BIE)
協賛ユーシーシーフーヅ株式会社
協力金城学院大学

実施内容

地球環境問題をはじめ、今日人類が背負うべき課題は、こどもから大人まですべての人々に託されています。とくに、次世代への教育は「持続可能な社会」の継続・発展のためにも極めて重要といえます。
フォーラムでは、国際機関や国内外での「持続可能性のための教育」への取り組みの現状を把握し、その目標を相互認識した上で、「持続可能な社会の創造」に教育が果たすべき役割、進むべき方向性および具体的な手法について討議します。

コーディネーター

枝廣淳子環境ジャーナリスト/日本

記念講演

シーラ・シスルWFP国連世界食糧計画事務局次長/南アフリカ

基調講演

デニス・L・メドウズインタラクティブ・ラーニング研究所所長/米国

パネルディスカッション

「真の変化をもたらすために行動する人を育てる環境教育」に求められるもの
 

パネリスト

デニス・L・メドウズインタラクティブ・ラーニング研究所所長/米国
阿部 治立教大学教授・ESD-J代表理事/日本
チャオ・シンドン国家環境保護総局宣伝教育センター員/中国
ヴィム・A・ハフカンプ博士ロッテルダム、エラスムス大学教授/オランダ

事例発表

愛・地球博における環境教育の取り組み事例
中野民夫((社)日本環境教育フォーラム理事)

会議出席者プロフィール

枝廣 淳子(えだひろ じゅんこ)(環境ジャーナリスト/日本)

枝廣淳子氏の画像

東京大学大学院教育心理学専攻修士課程修了。同時通訳者・翻訳者・環境ジャーナリストとして、環境関係をはじめとする国際会議等での通訳、出版翻訳の他、執筆・講演活動を行う。また、環境教育、環境マネジメントシステム、環境報告等の分野でコンサルティング業務に携わり、その活動を通して得られる情報や知見をメールニュース等で広く提供している。2002年に日本の環境情報を英語で世界に発信する非営利環境コミュニケーションプラットフォーム、ジャパン・フォー・サステナビリティー(JFS)を仲間と立ち上げ、共同代表を務める。2004年4月有限会社イーズを設立。2005年4月には「変化の担い手」をはぐくみ、支えるための有限会社チェンジ・エージェントを仲間と設立。東京大学人工物工学研究センター客員助教授、環境ビジネスウィメン懇談会メンバー、NHK総合番組『地球だい好き 環境新時代』コメンテーターなどを務める。

シーラ・シスル(WFP 国連世界食糧計画事務局次長/南アフリカ)

シーラ・シスルの画像

シーラ・シスル氏は2003年2月、WFP国連世界食糧計画事務局次長(政策・機関間調整担当)に就任。WFPの政策と機関間調整を担当し、食糧安全保障やセーフティネット、緊急援助、HIV/エイズ、学校給食、ジェンダーと栄養の分野において、戦略や政策、現場のプログラムへのサポートを管轄。理事会の事務局やWFPのホスト国イタリア、他の国連機関、NGOとの折衝も担当している。WFPで就任する以前は、4年間南アフリカの駐米大使として勤務。1997年にニューヨーク総領事に任命されたのを皮切りに、二年後に駐米大使となる。

デニス・L・メドウズ(インタラクティブ・ラーニング研究所 所長/米国)

デニス・L・メドウズの画像

カールトン大学で化学、マサチューセッツ工科大学(MIT)で経営学(経営学博士)を修める。1970年、ローマ・クラブより「成長の限界プロジェクト」のディレクターを委嘱され、72年に世界的ベストセラーとなった『成長の限界』を発表。ダートマス大学で資源および政策策定に関する研究と教育に従事した後、ニューハンプシャー大学教授。国際システム・ダイナミクス学会、国際シミュレーション/ゲーム協会会長を歴任。現在、インタラクティブ・ラーニング研究所にて、コンサルティングに携わる。2005年3月に、『成長の限界』『限界を超えて』につづく著書『成長の限界 人類の選択』(ダイヤモンド社)を刊行。

阿部 治(あべ おさむ)(立教大学教授/「持続可能な開発のための教育の10年」推進会議(ESD-J)代表理事/日本)

阿部 治氏の画像

1955年新潟県生まれ。東京農工大学農学部環境保護学科、筑波大学大学院環境科学研究科修了、国立特殊教育総合研究所、筑波大学、埼玉大学を経て2002年より現職。専門分野は環境教育、ESD。埼玉大学で日本の学部で初めての「環境教育」を開講する。日本における環境教育のパイオニアとして学校教育のみならず、行政、企業、NGOなど広い立場から国内外の環境教育システムの構築に向けた活動を行っている。2002年のヨハネスブルグサミットで、国連「持続可能な開発のための教育の10年」(DESD)を共同提案し、以降、国内外でのDESDの推進に向けた活動を行っている。現在、(社)日本環境教育フォーラム常務理事、国際自然保護連合(IUCN)教育コミュニケーション委員会(CEC)日本代表、(財)日本自然保護協会理事他多数の環境教育関連団体の役員を兼務。地球環境戦略研究科機関の環境教育プロジェクトリーダー、政府の中央環境審議会等の各専門委員を歴任。

チャオ・シンドン(国家環境保護総局宣伝教育センター員/中国)

チャオ・シンドン氏の画像

1992年8月より1996年5月まで中日友好環境保護センターに勤務し、主に中日友好技術協力の相手国での研修プロジェクトの実施に参加。研修内容は、都市環境管理、都市汚水処理技術、二酸化硫黄と酸性雨の汚染と防止対策、都市ゴミの処理等。この間、1992年8月から1993年8月までは、国家環境保護総局情報センターにてコンピュータ技術と環境情報関係の業務に携わる。
1996年5月より1997年8月まで国家環境分析検査センターに勤務。主に固形廃棄物の輸入管理を行う。1997年8月より現在まで国家環境保護総合局宣伝教育センター員として、主に環境教育と訓練業務に従事。また、1998年3月より1998年8月まで、日本における研修にも参加。研修分野は環境教育と環境管理。
主な実績
『緑のゆりかご-小中学校環境教育指南』編集に参加。

W.A.ハフカンプ博士、教授(ロッテルダム、エラスムス大学教授/オランダ)

W.A.ハフカンプ博士、教授の画像

ウィム・ハフカンプ博士は1953年生まれ。現在、エラスムス大学の環境学教授。1977年にティルブルグ大学で計量経済学を修了し、環境経済学を専門とする。アムステルダム自由大学で、経済及び環境システム間の相互関係モデル作成についての学位論文により博士号を取得。
エラスムス大学内の持続可能な開発管理(ESM)関係を専攻するエラスムス・センター所長を経て、2001年12月より同大学の社会科学部長。また、科学・専門雑誌、編集書籍など多くの出版物の(共同)著作ならびに編集を行なう。現在、住宅、空間計画及び環境に関するオランダ諮問委員会(VROM-raad)及び輸送・インフラに関する同種の委員会(V&W-raad)の委員、欧州環境管理教育協会(EAEMA)の会長などを務める。2001年12月1日まで戦略的研究プログラム「環境と経済学」のプログラム委員会委員長を兼任。


中野民夫 (なかの たみお)((社)日本環境教育フォーラム理事/日本)

1957年東京生まれ。東京大学文学部卒。
学生時代は登山やアジアや中南米など約20カ国を一人旅。精神世界の旅から一転して、浮世のただ中からの変革をめざして広告会社の㈱博報堂に就職。1990年前後に休職して米国に留学し、組織開発・変革やファシリテーション、ディープエコロジー等を学ぶ。92年に復職後、人材開発、広報活動やイベントの企画・プロデュース、企業の社会貢献やNPO/NGOとつなぐ仕事などに従事。愛・地球博の協会企画事業でNPO/NGOが集う「地球市民村」では企画から実施まで担当。
個人の活動として、90年代から市民グループで人と人や自然をつなぎなおす様々なワークショップを企画・実施。2001年1月の『ワークショップ』の出版を機に、ワークショップ企画プロデューサーとして、全国の社会教育や環境教育など様々な分野での参加型の場作りに関わっている。日本トランスパーソナル学会理事、今年度から明治大学、法政大学大学院、立教大学大学院の兼任講師。著書に『ワークショップ』(岩波新書)他

参加申込

はがき、ファックス、またはEメールのいずれかでお申し込みください。

応募要領

はがきでの応募〒460‐0002 名古屋市中区丸の内3‐16‐29
「愛・地球メッセージイベント運営事務局7月フォーラム」係
FAXでの応募

052‐951‐3895

  • ※ファックスでお申し込みの場合は必ずご自分のファックス番号をご記入ください。
Eメールでの応募sanka@expo-message.jp

※ ご記入内容:(1)郵便番号 (2)住所 (3)名前 (4)電話番号 (5)ファックス番号 (6)Eメール
※ 応募は1枚1人で、応募多数の場合は抽選とさせていただきます。

締切り

2005年7月17日(日)必着

※ お電話またはEメールでのお問い合わせは前日(22日/金曜日17:00)まで受付けております。

問い合わせ先

愛・地球メッセージイベント事務局

電話(052)955‐6015
平日 午前10:00~午後6:00
Eメールinfo@expo-message.jp