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イタリア共和国

公式参加者紹介

イタリア共和国国旗

基礎情報

  • 面積:30万1,341平方キロ
  • 人口:5,761万人
  • 首都:ローマ
  • 言語:イタリア語
  • 宗教:カトリックが90%以上
  • 通貨:ユーロ

パビリオン出展

イタリア館

パビリオン展示イメージ

パビリオン展示イメージ

出展場所長久手会場 グローバル・コモン3

ナショナルデー・スペシャルデー

イタリア共和国デー

日付4月28日
開催場所EXPOドーム

国・機関の紹介

ルネサンスを生んだ多彩な文化 美術、建築、イタリア料理

南欧の地中海に面したブーツ型の国で、イタリア半島とシチリア、サルデーニャ、エルバなど約70の島からなります。北部でフランス、スイス、オーストリア、スロベニアと接しています。全土の約90%が農地や森林地で、大陸部は内陸性気候、南部ほど地中海性気候の特色が強まります。四季がはっきりしていて、ローマの気候は東京に似ています。
古代ローマからルネサンス、バロック、現代に至るまでイタリアでは美術や音楽、建築、料理など多彩な文化が発達、西洋文明の源流となりました。また昨年7月には国連教育科学文化機関(ユネスコ)に登録された世界遺産が計39カ所と世界最多になっています。
古代遺跡で有名なのは、紀元79年のベスビオ火山の噴火で埋没した南部の都市ポンペイです。タイムカプセルのように1700 年前後も火山灰の下に保存され、18世紀以来の発掘で神殿や円形劇場、民家、石で舗装した道路などが見つかりました。
ローマには古くからの建造物が数多く残されています。1世紀に造られたコロッセウム、3世紀のカラカラ浴場、4世紀のコンスタンティヌス門、6世紀のサンタンジェロ城など古代の建造物から、1300年に創立したローマ大学、中世に大規模な改修工事が行われたサンピエトロ大聖堂(現バチカン市国)まで、史跡は枚挙にいとまがありません。
14世紀に始まったイタリア・ルネサンスはフィレンツェで発祥し、ミラノ、ローマ、ベネチアなどの都市で開花しました。古代ギリシャやローマ帝国の文献の再発見により、学問や知識、文化が再生したのです。「神曲」で有名な詩人ダンテや「デカメロン」を著したボッカチオ、多方面に才能を発揮し「最後の晩餐(ばんさん)」で知られる天才レオナルド・ダビンチ、「ダビデ像」のミケランジェロ、バチカン宮殿の壁画を描いたラファエロなど、歴史に残る多くの作品がこの時期に集中して残されました。
食文化が多彩なイタリアでは、「イタリアにイタリア料理はない。あるのは郷土料理だけだ」と言われます。1870年のイタリア統一まで小都市国家が乱立し、それぞれ郷土ごとの地域色が高まったためです。生ハムなどの前菜に始まり、種類豊富なパスタやピザ、メインの肉料理や魚料理、ティラミスやジェラートなどのデザート類、そしてワインにチーズと、いずれも土地によってさまざまです。たとえば北部ではクリーム系のソースを好むのに対し、南部ではトマトソースを、パスタも北は手打ちで、南は乾麺を多く使用するなど、地方によって使用する食材、調理法などが異なります。その多様性こそが、イタリア料理の魅力であり特徴です。スローフードの源流であるイタリアでは、食は立派な文化です。