出展場所 | 長久手会場 グローバル・コモン1 |
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日付 | 7月7日 |
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開催場所 | EXPOホール |
独特の地形が生んだ動植物の宝庫エベレスト山麓のヒンズー教王国
中国とインドというアジアの2つの大きな国に挟まれたネパールは、雄大なヒマラヤ山脈で有名な山国。「ヒマラヤ」とは、サンスクリット語で「雪の住処」を意味します。国土の形は、南北650キロメートル、東西200キロメートルのほぼ四角形であり、国土面積は14万7181平方キロメートルです。
ネパールは内陸国で、三方をインドに囲まれ、北側には中国の西蔵自治区(チベット)があります。ネパールは小さな国ですが、ガンジス平原の最北部に位置する海抜300メートルのタライ平原のある南部から、地元では「サガルマタ山」というネパール語名で呼ばれている、エベレスト(中国名チョモランマ、8850メートル)のある北部まで、その地勢は多様性に富んでいます。低地のタライ地帯から、悠々とそびえ立つヒマラヤ山脈を含む丘陵や山脈に向かって徐々に標高が高くなり、内ヒマラヤ地方の先にはチベット高原が広がっています。このように全体としては標高が上がっていくのですが、山脈と山脈の間にはところどころに渓谷があります。山や丘陵や尾根や渓谷が迷路のように入り組み、その中で海抜(標高)が変化していくことから、生態学的な多様性が見られるようになりました。世界最高峰エベレストの登山の玄関口としても有名で、同国の山岳ガイドは数々の記録を保持しています。