出展場所 | 長久手会場 グローバル・コモン4 |
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日付 | 4月19日 |
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開催場所 | EXPOドーム |
風車と運河の国 日本との長い歴史、ヨーロッパの玄関
オランダ王国は九州とほぼ同じ広さで、世界の中でも面積の小さな国の1つです。国土は西ヨーロッパのオランダ本土と中南米カリブ海に浮かぶアンティル諸島、アルバ島から成ります。
国土の4分の1が海抜0メートル以下で、国名のネーデルランドは「低い土地」を意味します。シンボルの風車は湧き出る水を汲み上げる目的で造られたものです。ロッテルダム近郊に19基が連続して並ぶキンデルダイクの風車は、世界遺産にも登録されて観光客に人気があります。
網の目の様に張り巡らされた運河は、オランダが洪水と闘ってきた歴史を物語っています。国内にはヨーロッパ各地と河川輸送でつながる西ヨーロッパ3大河川のライン川、マース川、スヘルデ川の河口があり、水を利用して貿易国としての地位を高めてきました。ロッテルダム港はヨーロッパへの物流の玄関口です。
オランダの歴史は、現在オランダが位置する地域に住んでいたゲルマン民族とケルト民族をローマ軍が征服した紀元前1世紀にまでさかのぼります。17世紀には世界初の株式会社東インド会社がアムステルダムに本拠地を置き隆盛を極め、世界の物資が集まりました。
日本との関係は、江戸時代から400年以上の歴史があり、鎖国時代にも長崎の出島を窓口としてオランダとの貿易関係を維持しました。